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スポーツ医科学分野

研究概要

種々の運動トレーニング(トレーニング様式(運動・様式、強度、時間、頻度、環境)、睡眠・断眠、及び栄養の組み合わせ)が脳を含めた全身の組織に及ぼす影響とそのメカニズムを解明することによって、より効果的な運動トレーニング法を開発し、この成果をアスリートだけではなく、高齢者や疾患者への運動処方へと応用します。

研究テーマ/実施内容

・特殊環境(低圧・低酸素、低二酸化炭素、高温・低温、水中など)と短時間インターバル運動を組み合わせたトレーニングの呼吸循環機能(血圧調節、血管機能など)及び運動パフォーマンスへの効果を解析し、新しいトレーニング法の開発を目指す。

・運動時の熱中症の発症要因に関して、多角的に解析し(脳温、皮膚温、血液量、血中二酸化炭素濃度、血圧、脳機能の解析等)、さらに、睡眠・断眠が、運動時の熱中症に及ぼす影響を検証し、暑熱下運動時の熱中症の生活リズムを含めた新しい予防法の確立を目指す。

・トレーニング効果に個人差が生じるメカニズムに関して、多角的に解析し(呼吸循環機能、体温調節機能、血液成分・量、対象集団、栄養など)、これを個人に見合った失敗のない、トレーニング方法の開発につなげる。

・中高齢者に対する運動効果(呼吸循環機能、血管調節機能、血液成分など)に関して栄養や睡眠などの生活習慣を含めて多角的に解析する。

・実際の大学女子競技者の海外高所トレーニング(アメリカニューメキシコ)における血液量、血液成分、呼吸循環機能の効果を検証するとともに、パフォーマンスとの関連を解析し、競技現場でのトレーニング方法改善を模索する。