【活動報告】国際学会参加報告書
国際学会(7Th Asian-South Pacific Association of Sport Psychology International Congress)活動報告書
Ⅰ、学会概要
本学会はアジア南太平洋地域におけるスポーツ心理学の発展を目的とし、1989年に誕生してから今年で7回目となる学会大会の開催を迎えた。本大会は「Strengthening the Bonds with People through Sport and Exercise:スポーツ・運動を通じて人々の絆を強める」というテーマの下、第41回日本スポーツ心理学会との共同開催で実施された。
Ⅱ、開催概要
開催場所:国立オリンピック記念青少年総合センター
開催日時:2014年8月7日―10日
所属研究室発表者
1)金 ウンビ(人間総合科学研究科 体育科学専攻 博士後期課程3年)
セッション名:Mental training / interventions(Poster Presentation)
発表演題:A comparison of momentary mood states associated with high athletic performance in various of sports
2)雨宮 怜(人間総合科学研究科 体育科学専攻 博士後期課程1年)
セッション名:Mental training / interventions(Poster Presentation)
発表演題:Relationship among Athletes’mindfulness, Stress Response, Alexithymia, and Burnout
Ⅲ、大会概要
本大会は、アジア南太平洋地域の研究者や実践家を中心に、キーノートセッション、オーラルセッション、ポスターセッション、シンポジウム、ワークショップというプログラム構成の下、開催された。キーノートスピーカーとして、米国のスポーツ心理学のテキストとして広く用いられている「Foundations of Sport and Exercise Psychology」の創刊編集者であられるDaniel Gould博士や、運動学習の代表的な研究者であり、UCLA心理学部名誉教授のRichard A. Schmidt博士、オリンピアンに対してスポーツ心理学の見地からコンサルティングを実践されているKen Hodge博士など、スポーツ心理学の領域における、著名な研究者・実践家が参加され、それぞれの先生方の研究内容や御自身の体験に係わるお話を伺うことができた。
報告者たち(金・雨宮)はポスターセッションに参加し、「Mental Training/Interventions」研究領域にて報告を行った。ポスターセッションでは、「Social Psychology of Sport and Exercise」、「Health and Exercise Psychology」、「Mental Training/Interventions」、「Motor Control and Learning」という内容にそれぞれ分かれており、参加者が自由に興味のある発表に足を運ぶことができるという形式の下で実施された。研究発表時には、アジア圏の研究者とのディスカッションや文化的背景による違い、また共同研究の可能性などについて議論する機会を持つことができた。
今回の学会参加や研究発表を通じて、アジア南太平洋地域におけるスポーツ心理学の知見や情報を得ることができ、非常に有意義な学会大会であったと感じている。
Ⅳ、活動の様子
本会でのポスター発表の様子
(金ウンビ) (雨宮怜)