スポーツ認知脳科学分野
研究概要
運動が認知機能に関わる海馬や前頭前野を活性化し、認知機能を高める効果とメカニズムを明らかにするとともに、効果を最大化する運動条件(強度など)あるいは修飾因子となる生活習慣因子(睡眠や栄養)の関与を動物やヒトで明らかにします。動物やヒトの急性運動および慢性的ハードトレーニング効果について、脳代謝の変化をメタボロミクス(metabolomics、メタボローム解析ともいう)やmiRNA(マイクロRNA)の網羅的探索から新規の疲労マーカー、特に中枢性疲労のマーカーを探索し、疲労予測を目指します。
研究テーマ/実施内容
・認知機能を高める運動プログラム開発
運動が認知機能に関わる海馬や前頭前野を活性化し、認知機能を高める効果とメカニズムを明らかにするとともに、効果を最大化する運動条件(強度など)あるいは修飾因子となる生活習慣因子(睡眠や栄養)の関与を動物やヒトで明らかにする。
・疲労の解明と予測
動物やヒトの急性運動および慢性的ハードトレーニング効果について、脳代謝の変化をメタボロミクス(metabolomics、メタボローム解析ともいう)やmiRNA(マイクロRNA)の網羅的探索から新規の疲労マーカー、特に中枢性疲労のマーカーを探索し、疲労予測を目指す。
・筋と脳を共に高める多機能トレーニング法開発
アスリートのみならず、健常者や有病者(糖尿病やアルツハイマー病)において、筋や脳におけるミトコンドリアのエネルギー生産能力を最大限に引き出すトレーニングを開発する。
・低圧、低酸素トレーニングの汎用性の検証
脳機能や睡眠への効果を検証しながら、有病者の運動処方に応用展開する。